ブログオーナーの釣具たち・・・
工房オリジナルオイルの耐久テスト(面倒なので釣行後放置ともいう)も行っているのですが、前回の出撃で明石の海に入水されたバイオ君・・・
ええ、あまりの寒さに手が滑って・・・

落っことしちゃったんです。
ハンドルノブも曲がっちゃったんですが、公開できない必殺技で何とか補修しました(笑)
完全に海に漬かっちゃったんで中のオイルは完全に白濁しちゃってます。
でも、今更08バイオの分解の写真っていうのもねぇ~
過去ログでも取り上げたことがありますが、工房には時々お友達のリールがやってくるんですよ。
タイミングよく、こんなコが遊びに来ています。

ソルティガZ(本物です)
滑らかな筈の回転が、出張に出られているようで、シャラシャラと・・・
外観のコンディションは良好で、入水の経験も無いと聞いていますんで、きっとベアリングのオイル切れでしょう。
ソルティガZ先代モデルよりメンテナンス性が良いのが特徴だと言われていましたが、マグシールド採用モデル以降は、結構ハードルが高いんだとか・・・
でもね、六角レンチとドライバーと根性があればバラバラにできちゃうんです。
まずは、ハンドルノブの回転が重いのをチェック!!

ハンドルノブを外すと簡単にベアリングにアクセスできます。
結構汚れてますな?
パーツクリーナーで洗浄しようかと思いましたが、油分を完全に除去しちゃうとベアリングの球に傷がつく可能性があるっていう神経質な方も居られるんだとか・・・
工房では、ベアリングの汚れ具合で処置を決めるんですが、この程度なら汚れを拭き取って、特殊オイルに漬け込んだら大丈夫そうです。

と、いう訳でベアリングを外してオイルに漬け込みます。
小さなベアリングですので、ピンセットは必需品・・・
ラインローラーのベアリングも同じくらいのサイズだったっけ?

と、思いついたら即実行!!
ラインローラーも分解し、ベアリングをオイルに漬け込みます。
パーツの汚れは、パーツクリーナーで除去せずに、このオイルを利用して拭き取ります。
よほどのことが無い限りは、パーツクリーナーでの脱脂を極力抑えることにより、組み上げ時の微細な傷つきを抑制することができます。(って誰かから聞いたような気がします)
次に、リアカバーを外します。
ここで、少々気になる現象に遭遇しちゃいます。

リアカバーのネジに塩が噛んでる・・・
え?もしかして、中に海水回ってるの?
当初の見立てだと、ベアリングクリーニング&注油でリフレッシュ完了のハズなのに・・・
エンジンプレートを外したら、エンジンプレートの裏は塩?怪しいし、ベアリングは当然塩噛み・・・

この状態を見ると、ボディーの中にも海水が入っちゃってるのかな?
海水が入っちゃってるとマグシールド開けないといけなくなっちゃうんだけど、マグオイルなんて在庫してないしなぁ~
ま、ココまでバラしたら無視することはできませんから確認しておきましょう。
ボディーを開けて一安心。
防水性能は維持されていました。
キレイな状態ですので素人が手を入れるところは無さそうです。

ドライブギアのベアリングはエンジンプレートで固定されていますので、エンジンプレートを外せばドライブギアの左右のベアリングは取り外し、洗浄・注油も可能です。
今回のメンテナンスでは、取り外し可能な全てのベアリングを特殊オイルに漬け込み、クリーニングしました。

利用しているのは100%合成オイルで、耐久性はブログオーナー使用のオフショアリールで検証済みです。
このオイル、コストパフォーマンスは最悪ですが、タレビンオイルとは比較にならない耐久性があります。
と、いった感じで初物リールも含め、今回は3台のリールの洗浄&メンテナンスでした。

今回注油メンテナンスを実施したベアリング、最近のモデルではマグシールドベアリングにバージョンアップされているようですが、マグベアリングって塩噛みしないのかしら?
そうそう、ブログオーナーのバイオ君は白濁オイル除去のため、パーツクリーナー洗浄の刑になりました(笑)
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